15Jun
100万回生きたねこ 佐野洋子
昔から何度も読み返して大切にしている絵本が何冊かある。
「100万回生きたねこ」は、
私にとってその筆頭と言える絵本。
昨年2017年に40周年を迎えた、「100万回生きたねこ」、
絵本にあまり興味がない方でもその題名は聞いたことがあるはず。
あまりにも有名で、私が紹介するまでもなくみなさんご存知だと思うけれど、
本当に素敵なお話し。
1977年に出版されてから40年以上愛され続け、国内累計220万部刊行。
国内のみならず、
ロシア語、スペイン語、フランス語、ベトナム語、タイ語、中国語、韓国語、
など世界各地の言語に翻訳されているそう!
私がこの作品に出逢ったのは、ちょうど長女がお腹にいる時、
はじめての妊娠出産で、
色々とわからないことが多く不安もあったけれど、
赤ちゃんがお腹にいるのはとても嬉しくて、
ベビー服やベビーベッド、
その他にもいろいろ、
幸せな気分で赤ちゃんを迎える準備をしていた毎日だった。
あの頃のことは今思い出しても何とも言えず幸せな気持ちになる、
お腹の赤ちゃんを大切に生まれて来るのを待つ時間って本当に幸せな時間だったなぁと今になってもつくづくと思う。
(私には娘が3人いるのだが、3人とももう成人してしまった。)
もともと本が好きで、
ジャンルは結構何でも読む方だ。
昔から絵本もよく手に取っていて、
「ピーターラビット」
「くまのプーさん」
「しろいうさぎとくろいうさぎ」
「ミッフィー」
「バーバパパ」
などなど、高校生くらいの頃から好きな作品もたくさんあった。
赤ちゃんが生まれたらどんな物語を読んであげようか、
と考えながら本屋さんめぐりをするのが妊娠中の楽しみでもあり(^^)
そんな時に本屋さんで、
表紙の「とらねこ」と目が合い・・・。
これこれ!!!
「100万回生きたねこ」
佐野洋子さんの描く独特なタッチの「とらねこ」。
すぐさま、
その「とらねこ」さんを手に取りレジへ持って行った。
すぐに家へ帰って本を開き、
読んだ後、しばらく涙がとまらなかったのを覚えている。
何回も何回も、100万回も生まれ変わったとらねこ、
いろんな人生(いや、猫生か)を生きたことが自慢だったとらねこ。
そんなとらねこが本当に本当に大切な存在に出逢って・・・。
月並みな言葉では語れない宝石のようなお話で、
3人の娘たちが小さい頃、
何百回と読んであげたけれど、そのたびにうるうると涙ぐみ、
「なぁママ泣いとん?」
と何回聞かれたことか(笑)
今はもう娘たちも大きくなり、
絵本を読んであげる機会もなくなったけれど、
本棚から取り出して自分ひとりで読んだりする。
やはりそのたびに涙ぐんでしまうんだな。
そんないつまでも大切に胸の中にしまっておきたい絵本。
私自身、人生49年生きて来ても未だ、
とらねこが出逢ったしろいねこのような存在には出逢っていないけれど、
娘たちにはとらねことしろいねこのような、
本当に大切な誰かとの出逢いをして欲しいなぁ・・・。
佐野洋子の世界展
現在、山梨で「佐野洋子の世界展」をやっているらしい。
行きたい。
行きた過ぎる!!!
けど山梨とは。
遠すぎ。
関西圏で開催されないかなぁ。
「100万回生きたねこ」は
2015年に舞台化もされていて、
なんとしろいねこ役は深田恭子さんだったみたい。
可愛かっただろうな。
観に行きたかった。
そして、深田恭子さんも大切にしている絵本だそう。
↓↓↓
深田恭子が『100万回生きたねこ』を宝物と呼ぶ理由
「自宅リビングに飾っています」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53538?page=2
(ふかきょん可愛すぎ♡)
他にも、佐野洋子さんの作品はどれも大好きで、
絵本も良いけれど、エッセイも良いのだこれが。
佐野洋子さんオフィシャルサイト
http://www.office-jirocho.com/
オフィシャルサイトで販売中のとらねこのぬいぐるみがすごく可愛いくて欲しすぎる。
さて、今日は久しぶりに、
熱い紅茶を淹れて、本棚から「100万かい生きたねこ」をとりだそう・・・。
2018-06-15-Frydey
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