31May
お洒落 To be fashionable
お洒落というと思いだす童話がある。
「カラスの王さま選び」
あまりにも有名にイソップ童話。
おそらくこどもの頃に読んで知っていると言う人が大半だろう。
ざっとストーリーを説明すると、
ある日鳥たちに、神様から鳥界の王さま選びをすると通達があり、
色とりどりの羽根を持つ鳥にはかなわないと思ったカラスが他の鳥たちの羽根で自分を飾る。
神様は綺麗に着飾ったカラスを王さまに選ぶが、
他の鳥たちが「あれは私の羽根だ、それは俺の羽根だ!」と責め立て羽根をとり返す。
ボロボロにされて神様からも王さま就任を却下される・・・。
という感じのストーリーなのだが・・・、
なんということでしょう!!!
カラスが自分を美しく魅せようとして他の鳥の羽根で着飾ったことを、
羽根をとられた他の鳥に責められるのはともかく、
何故神様までもがダメだというのかが理解できない!!!
と、子供の頃にこのお話しを読んだときからそう思っていた私。
自分をよく魅せようとして着飾る、素晴らしいではないか!!!(興奮気味)
子供向けの絵本サイトの説明などには、
「見た目」に一生懸命になったり、「他人のもの」で着飾ったり、
鳥たちの各々勝手な振る舞いが、いろいろなことを考えさせてくれる奥の深いお話です。
などとあるが、う~む。
まず第一に、神様の「一番美しいものを王さまにする。」という条件がいかがなものかと。
王たるもの、美しいだけで良いのか?
黒いシンプルな羽根を飾って美しく魅せようというカラスの頭脳こそ評価に値すべきではないのか?
頭の良さなら鳥界ではカラスの右に出るものはないぞ?
ちなみに、作中ではカラスが自分は黒いだけで美しくないと思っているが、
カラスの濡れ羽色という言葉もあるように、黒、漆黒というのは美しいと思う。
きらびやかであでやかな色のみが美しいのではない。
と、まあ、この童話について語り出すと長くなるのでとりあえずこの辺にしておこう。
お洒落の話をするのだったなw
そう、という理由でこのお話しのカラスが私のお洒落の原点になっているのだ。
生まれもって美人でもなくスタイルも良くない、そんな私はカラスのコンプレックスが痛いほどわかる。
奇しくも私のまわりの友人はこれでもかという程の美女だらけなので、さらに煽られるコンプレックス!(笑)
今でこそ年齢を重ねて来て自分の良い部分も見えるようになったり、
イケとらんなと思う部分は隠す、などの努力が出来るようにはなったが、
若かりし頃は美人な友人に囲まれて自己評価はかなり低かった。
コンプレックスを克服してよりよく魅せよう、
見せたいと思うのってお洒落の原点なんじゃないだろうか。
お洒落とは
お‐しゃれ【▽御×洒▽落】の意味
[名・形動](スル)服装や化粧などを洗練したものにしようと気を配ること。洗練されていること。また、そのさまや、その人。「お洒落な若者」「お洒落な店」
ふむふむ、そうねそうね。
ちなみに洗練とは、
せん‐れん【洗練/洗×煉/洗錬】の意味
[名](スル)《物を洗い、または練ってよくする意から》
1 詩歌・文章の表現を推敲して、よりよいものにすること。「―を極めた文体」
2 人柄や趣味などを、あかぬけのした優雅・高尚なものにすること。「―された着こなし」
出典:デジタル大辞泉
ふむふむ、なるほどなるほど。
やはり、お洒落とは自分をより良く魅せようと努力することだよな。
なんだか小難しい話しになってしまったかも知れないが、
言うならば単純に綺麗な物や好きな物を身に纏っていたいということなのだ。
そしてそれが自分に似合うもの、自分がより良く見えるものだと嬉しいということだ。
好きでも似合わないものもあるから、
その辺を見極めるのがお洒落で洗練されているということなのかなと思う。
年齢を重ねてくると特に、「着たいもの」と「年相応の似合うもの」のかい離が生じて来るので気をつけたいところだ。
とは言え、ついつい「好きなもの」ばかりを選んでしまいがちなので自重せねばと思う今日この頃、
基礎作り・・・、
お肌のお手入れにダイエットに運動に・・・。
やはり、何もせずにお洒落で洗練された人ではいられない。
努力あるのみ、ですな。
日々、常に磨きをかけていくこと。
いくつになってもいつまでもお洒落で洗練された人でありたいものだ。
もちろん、外見だけではなく内面もね。
2019-5-31-Frydey
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