「ラストベガス」

 

＜作品情報＞

 

原題：Last Vegas

監督：ジョン・タートルトーブ

出演：マイケル・ダグラス/ロバート・デニーロ/モーガン・フリーマン/ケビン・クライン/メアリー・スティーンバージェン

制作年：2013年

制作国：アメリカ

上映時間：105分

 

＜あらすじ＞

 

ビリーとパディ、アーチー、サムの幼なじみ4人組は、60歳になった現在も固い友情で結ばれていた。そんなある日、これまで独身を貫いてきたビリーがついに結婚することになり、挙式が執り行われるラスベガスで4人は久々に再会する。そしてビリーの独身最後の夜、バチェラー・パーティへと繰りだした彼らはバカ騒ぎを満喫するが、パディだけはどこか浮かない表情で……。

監督は「ナショナル・トレジャー」シリーズのジョン・タートルトーブ。

映画.com　より引用

 

＜感想＞

 

マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケビン・クラインというこれでもかという程の豪華メンバーの共演。

 

幼い頃から仲良しだった四人組、58年の歳月を経て還暦を過ぎ、

それぞれの生活を営んでいて（っていうか晩年を過ごしていて）そうそう頻繁に会うこともなくなっている。

 

パディ（ロバート・デニーロ）は愛する妻を亡くしてさえない一人暮らし、

アーチ―（モーガン・フリーマン）は持病があり、無理をしないようにと息子に見張られ・・・いや(笑)看病される日々。

サム（ケビン・クライン）は老人向けのフィットネスに通っているが今一つ生気がない毎日を送っている。

そんな中、独身だったビリー（マイケル・ダグラス）が超若い彼女と結婚することになり、

久しぶりにみんなに召集をかけるのだ。

 

目的はバチェラーパーティー

アメリカではおなじみ、結婚前夜の女子会ならぬ男子会。

（ちなみに結婚前夜の女子会はバチェロレッテパーティーというらしい。

そういえば映画のセックスアンドザシティにバチェロレッテシーンあったな。）

 

パディ（ロバート・デニーロ）とビリー（マイケル・ダグラス）に女性（パディの亡くなった妻）をめぐる確執もあったりして、

パディは参加をしぶっていたのだけど、他の2人に連れられて行くことになり、

久しぶりに幼馴染が結集してラスベガスで大騒ぎをするというストーリー。

 

いや～、おじいちゃん・・・

もとい、おじさま達のはしゃぐ姿が楽しそう過ぎて映画を観ているこっちまで楽しくなる作品だった。

そのパーティ私も呼んで(笑)

ダンスの相手はモーガン・フリーマンでお願い。

 

アーチ―がカジノで大勝ちしたり、

突然水着コンテストの審査員になったり、

大勝ちしたお金で最高級クラブできゃっきゃしたり、

とにかく楽しそう。

子供の頃からの友人っていくつになっても一瞬で「あの頃」に戻れるんだよなあ。

 

子供のころから長い年月が過ぎて、それぞれに家庭が出来てそれぞれの生活を営んでいても、

会ったとたんに子供の頃の感覚に戻ってしまう。

幼馴染って本当にいいなあと思う。

 

そして主人公たちを思う家族の存在にちょっとほろりをさせられる。

 

アーチ―の息子は、嘘をついて出かけた父を心配のあまり追って来るし、

サムの奥さんは最近元気のない夫を気遣い、

「あなた、バチェラー行くならこれ・・・。」と言ってバイア○ラとコン○ームを持たせるのだ。

なんという・・・！！！

出来た妻というべきかなんというべきか、何十年も連れそうとそうなるのだろうか？

私自身はバツイチその後メンズの気配がまるでないので自分で検証することは出来ないがｗ。

 

それをサムがパーティで、

「今日は妻公認なんです！これ！もたせてくれたんです！」と公言するのが笑えるんだけども。

でもってちょっとモテちゃったりするわけだが・・・。

まあ若い女子の中にも一定数「枯れ専」っていうのがいるからな。

 

そして、パティの亡くなった妻を若い頃に取り合ったパディとビリー、

ホテルのバーで歌う美人歌手をめぐってまたまた2人火花を散らす羽目に。

っていうか「えっ？」

「ビリー、あなた明日結婚するんじゃなかったっけ？」ってツッコミを入れたくなった。

 

このお二方は子供のころから女性の趣味が同じなんだな。

友人同士で異性の趣味が同じっていうのはかなり厄介だよなぁ、

まあそれでもめて仲たがいしちゃってる設定なんだけども。

 

幸いな事に私は友人達と異性の趣味が違うので取り合いをしたことはないｗ

 

そして2人が思いを寄せるバーの美人歌手ダイアナ役のメアリー・スティーンバージェンが本当に素敵。

マジ素敵。

あんな素敵な60代になれたら年をとるのもこわくないかも知れない。

 

私的に印象に残ったセリフで、

パーティの最中、モーガンフリーマン演じるアーチーが女の子に声をかけようとする若者にアドヴァイスする場面があって、

その時の助言がこれ。

「いいか？セクシーさじゃなくて美しさを褒めろ。」

これですよこれ。

さすがわかってらっしゃる。

 

確かに女性の側からすると、

「セクシーだね。」と言われるよりも「綺麗だね。」と言われる方が嬉しいものだ。

 

そんな酸いも甘いもかみ分けてるおじいさま達の楽しい映画。

なんも考えずに楽しみたい、なんて時にサクッと観るのにちょうど良いので是非。

 

 

＜関連＞

モーガン・フリーマンの作品で一番好きなのがこれ！

 

「ラストベガス」サントラ。

音楽も良かった！

 

 

 

2019-1-3-Thuesday

 

 

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