「最高の人生の見つけ方」

 

＜作品情報＞

 

原題：THE BUCKET LIST

監督：ロブ・ライナー

出演：ジャック・ニコルソン/モーガン・フリーマン/ショーン・ヘイズ/ビヴァリー・トッド/ロブ・モロー/アルフォンソ・フリーマン/

ロイナ・キング/ノエル・グーリーエミー/ジョナサン・ヘルナンデス/ジョナサン・マンガム

制作国：アメリカ

制作年：2007年

上映時間：97分

 

＜あらすじ＞

2大オスカー俳優ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが初共演を果たした人間ドラマ。実直な自動車整備工のカーター（フリーマン）と豪放な実業家エドワード（ニコルソン）はガンで入院した病室で出会い、ともに余命半年を宣告される。“棺おけに入るまでにやっておきたいこと”を書き出した“バケット（棺おけ）リスト”を作った2人は、リストを実現させるため人生最後の旅に出る……。監督は「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー。

 

映画.comより抜粋

 

＜感想＞

 

原題は「THE BUCKET LIST」（バケットリストとは棺おけリスト、つまり死ぬまでにしたいことのリストの事だ。）

お互いに癌を患い、同じ病室になったカーター（モーガン・フリーマン）とエドワード（ジャック・ニコルソン）

そして偶然にも二人とも、「あなたの人生は後６ヶ月、よくて一年」と余命宣告される。

 

6ヶ月、もって1年というのはかなり限られた時間で、

その残された人生をどう生きるか、というのがこの物語のテーマになっている。

 

生まれや育ち環境も全く違い、最初はお互い（ナンダアイツ）的な雰囲気だったのが、

同じ病室で一緒に治療を受けるなかで互いの苦しむ姿を目の当たりにして次第に打ち解けていき、

病室でおっさん2人が入院着姿でカードゲームに興じたり、仲良く同じテレビ番を見て過ごすシーンが微笑ましく可愛らしい。

 

ある日、カーターが大切そうにメモしていた紙切れをエドワードが「それはなんだ？」と聞く。

このエドワード、結構な遠慮なしキャラというか傍若無人キャラなんですよ。

日本語で言うところの「推し量る」とか「機微を察する」とかが全く出来ないタイプであるっぽい。

（激しく余談だが、私はこの「傍若無人」という四字熟語が結構好きなんであるｗだって「傍らに人無きが如し」ですよ？ヘタレの気ぃつかいなのでそんな風に振る舞ってみたいものだとちょっぴり憧れている・・・でもその資格があるのは国が傾くほどの絶世の美女のみ！←個人的見解です。
わたくしにはその資格のカケラもない件ｗ）

話しがそれた。

 

実直なカーターはその問いには答えずメモも見せないのだが、

しかししばらく後、エドワードはカーターがまるめて捨てたメモを勝手に見てしまう。←おい！

 

最初メモを見ただけではなんのことかわからなかったエドワード。

カーターにしつこく(←おい)聞いてようやく教えてもらったそれは、

「バケットリスト」、死ぬまでにやりたいことを書くリストだった。

そしてエドワードはカーターに「これに書いてあること全部やろうぜ！」ともちかけるのだ。

 

ちなみに2人で実行する「バケットリスト」は以下の通り。

荘厳な景色を見る
見ず知らずの人に親切にする
泣くほど笑う
マスタングの運転
世界一の美女にキスをする
入れ墨を掘る
スカイダイビング
ストーンヘンジを見る
ローマを見る（行く）
ピラミッドを見る
タージマハルに行く
香港に行く

なんでもやっちゃうんだもんね！とばかりに上記のリストをおっさん2人でキャッキャ言いながら実行していくのだが、

これがまあ見ていて楽しい！

 

マスタングでガチレースをする2人、

スカイダイビングもやっちゃうし入れ墨だって入れちゃうのだ。

知る人ぞ知る、コピ・ルアック（ジャコウネコのう○ち珈琲）の話で泣くほど笑う2人がほんと可愛すぎる。

って言うかカーター（モーガン・フリーマン）の笑顔たまらんっ！大好きだっ！お父さんっ！涙（←私の亡き父に似ているのです。）

 

2人でリストを実行していく様は見ていて本当に楽しいけれど、

残された2人の時間を想うと、せつなくもある。

 

そして旅の終盤、カーターは家族のもとへと帰ってゆき、

そして・・・。

 

思うに、人生において「出会うべくして出会う」相手というのがいるものだ。

作中の2人は、残された短い人生の中でそういう相手に出会ったのだ。

 

「余命6ヶ月、一生分、笑う。」この映画のキャッチコピーだ。

 

時間は日々、怒涛のように過ぎていく。

なにをいていても、なにをしていなくても。

 

毎日なんとなく過ごしちゃってるなぁ、なにかしないとなぁ、

と思った時に是非おすすめしたい一本だ。

 

そして、この映画を観たあと、

自分だったら「バケットリスト」に何を書こうかなと考える人は多いはず。

 

 

 

追記

 

作中のカーターのこの言葉がとても好き。

The stars… it’s really one of God’s good ones.「星は神の最高傑作の一つだな。」

 

 

 

＜関連＞

 

↓↓↓こちら作中に出てきますところの、ジャコウネコのう○ち珈琲でございます。一度飲んでみたいと思っておりますｗ

 

↓↓↓二人で笑い合うこのジャケット写真が素敵だ。

 

 

2019-1-4-Fryday

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